ステンドグラスを手放し手に入れたのは霞がかかるタワーの景色でした、きれいですね。

失ったことを忘れることがある。
今まであった空間を失って、これから過ごすはずだった瞬間を捉えることができなくなったことを憎んだことすら。
身近な人を亡くし、失くした分だけ、手に入れようと沸々としていたはずだったのに。

残ったものは、消費するだけの日常だったなんてことを一瞬たりとも尊ぶことなんてできますでしょうか。

 

あの人が見れなかった景色を見ることが出来るのは。
あの人が手にすることがなかったものを当たり前のように使うのは。
期間限定のお菓子は。
健康に考慮したホンモノのようなニセモノは。
出会ったかもしれない人との時間は。
心に秘めてた願望や欲望は。

 

止めないことで、忘れないことで、わからないけどわかろうともがくことで、ぜんぶ。ぜんぶ。

悔しさを原動力にして日々を摘みたいなんて、安易なことを書き残すことだけで1秒後に変化が起こるなら、何秒経ったはずの結果がこれでしょうか。


あたしが手にしている景色を横で見てもらうことができないので、
本当は大切な人には横に居てもらわないといやなんですけどね、私は、、